軍艦島
訪問日:2014年 夏
場 所:長崎県長崎市
廃墟好きの方、そうでないかたでも知っているであろう。まさにKING OF 廃墟な軍艦島。
炭鉱で栄えかつては人口密度が世界一だったとか。
ベルトコンベアー跡
いい感じに遺跡感を漂わせる。
レンガの建物は総合事務所として使われていたそうだ。
日によって色が変わるのはレンガに含まれてる塩が浮き出てるか浮き出てないかの違い。
ちなみにレンガの建物の左にある階段は地下へと続くエレベーターへの入り口。
階段は黒く汚れているがこれは男たちが炭鉱から帰って来た足跡だそうだ。
どれだけ強い雨が降ろうが波がかかろうが何年経っても消えない足跡。
案内してくれたスタッフがこの階段が崩れるときが軍艦島の終わりの時だと言っていたのが印象的だ。
住宅。
今でこそ鉄筋コンクリート建設は当たり前だが手前に見えている30号棟という建物。
これが日本最古の鉄筋コンクリート建設なのである。
左手に見えるのが幼稚園兼小学校。
屋上部分が大きくへこんでるのがわかる。
これは訪問した当時2014年夏以前は壊れていなかったそうだ。
いかに軍艦島が崩れつつあるか知ることになった。
崩壊しつつある軍艦島を保全することは出来ないのか?と尋ねるとスタッフさんは出来ないと言い張った。
人間の力では荒れ狂う波を止められない。原爆ドームのように残すことは出来ないと…
しかし崩れゆく島だからこそそこに美しさがあるのではないだろうか…
保全してしまってはここまでの美しさは無いと思う。
かつて日本のどこよりも繁栄したが今は廃墟…
いつか日本規模で起こりそうな予感がしないでもない
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