沼東小学校

訪問日:2015年 冬

場 所:北海道美唄市



北海道の廃墟と言えばここを真っ先に挙げる人がほとんどだろう。

この円形の建物は小学校である。

日本には炭鉱で栄え炭鉱の閉山と共に終わっていく町や学校が多く存在する。


長靴ひとつで相変わらず雪に苦戦を強いられたが周りはとても綺麗な景色だった。


内部はやさしい光が差し込んでいた。

子どもたちもこの光に癒されてたのかな

教室。

この小学校周辺は名前の通り沼なのか校舎周りと1階は浸水してしまっている。

にも関わらず非常に日当たりがよく設計されており教室は日の光だけでとても明るく乾いていた。

子どもたちの事をしっかり考えて作られたんだな…



生徒の棚

ここにランドセルとか工作の作品を入れてたのだろう。



数少ない残留物。

この程度でも残っていてくれたら胸が高鳴る。

この棚には僕が生きてきたより長い歴史があるのだ。


こっちは絵と習字。

恐らく当時の物だろう。


ラッキーストライク、ラーク、セブンスター、メビウス、マルボロ、パーラメント、わかば…

日本で売ってるタバコのほとんどがここで集合。

あれ…?これもしかしてメビウスしゃなくてマイルドセブン…?


1階部分はこの通りしっかり水に浸かっている。

僕が訪れた時期なら凍っていて上を歩けるらしいが薄く氷が張っていただけで歩くのは不可能だった。


上の階には職員室や事務室が見当たらないので恐らく浸水した1階にあるのだろう…

ただ長靴ではこれ以上進めなかったので1階は退却。


最後に自然光を取り入れた照明を見る事が出来た。

屋上に空いた穴から室内に差し込む光はとてもきれいで明るかった。

冬の時期は穴が雪で埋まってしまい自然光照明は見る事が出来ないらしいがラッキーだ。


訪れるのも大変だが子どもの事をよく考えて作られたんだなというのを感じれるいい場所でした。

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